節電の取り組みが功を奏して、計画停電の見送りも増えてきました。
しかし、被災地復興のための電力や、電車のダイヤの回復を考えれば、まだまだ節電の取り組みが必要です。
さて、財団法人省エネルギーセンターの調べによると、家庭における消費電力量ウェイトがもっとも多いのは、エアコン、続いて冷蔵庫、その次に照明器具だそうです。
エアコン(暖房)と冷蔵庫の節電対策は、それぞれ計画停電対策1と4で紹介しましたので、続いてウエイトの高い、照明器具の節電方法について少し紹介したいと思います。
過去記事参照↓
計画停電対策1 暖房器具編
計画停電対策4 冷蔵庫と冷凍庫
照明器具の節電、付けっ放しを減らす事はもちろんですが、もっと簡単で効果の高い方法があります。それは電球をLEDに交換することです。特に白熱灯は、消費電力が高く、下の表からも分かるように、LEDのおよそ10倍の電力を消費します。
電球 | 白熱灯 | LED |
価格 | 80円 | 5500円 |
消費電力 | 40W | 4.3W |
寿命 | 約1000時間 | 約40000時間 |
すべての白熱灯をLEDに交換すれば、節電になることは間違いなのですが、一つ問題が・・・
そう、ご存知の通りLEDはバカ高い値段なのです。コストを考えて、躊躇してしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、みなさん、よ~く考えてください。白熱灯の寿命が約1000時間に対して、LEDは40000時間!!LEDの方が40倍長持ちするのです。つまり、長い目で見れば、LEDの方がコスト的にもお得になります。
※詳しい計算は、LED×白熱灯比較を参照。
この機会に是非LEDへの交換を検討してみてください。
ず~と以前に、蛍光灯と白熱灯の比較を紹介しましたが、LEDの登場によって、今までの電球の概念は完全に覆ろうとしています。 笑
LEDは消費電力が極めて少ないことから、家計に優しいのみならず、温室効果ガス(CO2)の削減にもつながると脚光を浴びています。
とはいってもLEDの電球って、皆さんもご存知のとおり結構高いんですね。「本当に家計にもやさしいの?」っと疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
というわけで今回は、従来の白熱灯とLEDの消費電力を比較してみたいと思います。
電球 | 白熱灯 | LED |
価格 | 80円 | 5500円 |
消費電力 | 40W | 4.3W |
寿命 | 約1000時間 | 約40000時間 |
まず電球の価格ですが、上記表からも分かるように
60型の白熱灯なら昔は、80円前後で買えていました。
ところが同じ型のLEDを買うとすると価格はなんと、5,500円!
およそ68倍になります!「これでほんとに家計にやさしいの?」と言いたくなるのも分かります。
その疑問は、消費電力と電球の寿命から計算すればよく分かります
消費電力は白熱灯が40Wに対し、LEDは4.3W!約8分の1になります。
そして驚くべきは、電球の寿命です。因みに、電球の寿命とは俗に言う「球が切れる」というやつです。
白熱灯が約1000時間に対して、LEDは40000時間!!40倍長持ちするのです!
さあそれでは計算してみましょう。白熱灯とLEDを40000時間使用した時の、電気代と電球代を金額に換算します。(ちょっとややこしい計算式なので、説明は省略します。)
※東京電力の料金方式、1000Wを1時間使ったときの、消費電力[1kWh]を15円として計算します。
白熱灯の場合
電気代 15÷1000×40×40000=24000円
電球代 40000÷1000×80=3200円
合計 24000+3200=27200円
LEDの場合
電気代 15÷1000×4.3×40000=2580円
電球代 40000÷140000×5500=5500円
合計 5500+2580=8080円
40000時間と言う長いスパンで見れば、LEDのほうが、なんと19000円以上もお得になります!
つまりLEDは本当に、環境にも家計にもやさしいといえるのです!次の電球交換には是非LEDを使用してみてください。
電球の小ネタです。照明器具には、その器具で使用できるワット数(60W、40W等)が表記されています。
実はこの表記は、記されたW(ワット)数しか使用できないという意味ではありません。この表記以下のワット数の電球ならば、使用することが出来るのです。[80W]と記されていれば、60Wや40W, [60W]なら40Wの電球でも使用することができます。
もちろん、ワット数の低い電球は、消費電力を抑えることが出来ますので、それほど明るくする必要ないトイレ等の場所は。低いワット数の電球をつけておくと節電になるのです!