ガスでお湯を沸かす、ガス給湯器。ガスで沸かしているのだから、電力を使っていないかというと、実はそうではありません。
ガス給湯器は、2つの目的で電力を使用します。一つは、着火時です。ガス器具と言えど着火の時だけは電気に頼らざるを得ません。ガスファンヒーターや、ガスコンロ等のガス器具に電池がセットされているのもこのためです。といっても、着火時に使用する電力は極微量なので、過度に気にする必要はありません。
問題はもう一つの用途。リモコンに送られる電力です。
「リモコンの電力など、たいした事は無いはず・・・」と侮ってはいけません。給湯器のリモコンは、常にパネルが発光し、温度等を表示しています。このためかなりの待機電力を消費しているのです。
省エネルギーセンター「待機時消費電力調査報告書」をみても、AV機器をおさえて、堂々の第一位となっています。同センターの実測調査でも、給湯機器全体の待機電力量は、1世帯当たり年間49.2kwh/年となり、その金額は年間約1,100円にもなります。
ガス製品だからといって、油断は禁物。使わないときはこまめにスイッチを切るようにしましょう!
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[電気代節約]待機電力を減らす
待機電力を節約 (電気代の節約術)
明けましておめでとうございます。昨年はエコカーに、エコポイント、エコバックなどなど、怒涛のエコブームでしたね。なかには、何がエコなのか良く分からないものもありましたが・・・
さて、そんなエコブームも今年は少し陰りを見せるのではと思っている筆者ですが、唯一激化しそうなのが、家電製品の省エネ性能です。企業の利益、政府の環境対策、消費者の節約志向、このすべてがWINになるのは、ある意味すばらしいといえます。
去年の上半期あたりから、エコ替えという言葉を耳にするようになりましたが、新製品に買い替えるだけで、電気代は、本当に、驚くほど節約できます。
例えば
5年前の洗濯機を新型に新型に買い替えると一年で→5173円の節約!
7年前のエアコンを新型に新型に買い替えると一年で→1672円の節約!
リビングの電球型蛍光灯を一個買い替えると一年で→2120円の節約!
ここまで、違いがあると、古い製品でコツコツ節電するのも、なんだかやるせなくなってしまいますね。 まだ、使える製品を捨ててしまうのは少々もったいないですが、家電の買い替えを迷っているなら、思い切った選択をおススメします!
因みに、Panasonic(パナソニック)の買い替えエコ診断というサイトでは、使用年数と製品をから新型に替えたときの節約指数を計算してくれます。買い替え検討時に大変便利でおススメ↓
買い替えエコ診断
2回にわたって待機電力について書いてきましたが、実は待機電力のない家電製品というのもあります。
「バカにならない待機電力」締めくくりは、待機電力のない家電と、逆に待機電力の多い家電について、さらに待機電力節約時の注意点をお話したいと思います。